最後の外泊

昨日息子は帰宅し、今日病院に戻った。

 

正月の外泊とは異なる。

家でリハビリの継続ができるか。暮らすうえで問題点はないかを確認する、退院に向けたプロセスなのだ。

 

正月の息子は家の中で、尻をクッションに乗せてずりずり移動していた。

転倒を警戒してのことではあったが、おおよそ社会復帰には程遠い状態に思えた。

今回は杖やつかまり立ちで、歩行移動ができるようになっていた。

 

便のコントロールも上達した。

オムツの上にパッドを敷いていたが、最近はオムツのみで済んでいるという。

 

家の周りを、一緒に散歩した。

飛び降り地点、着地地点。

特になにも言わない。わたしも別に言わない。

 

かかとの骨の一部がくっつく際に少しはみ出していて、踏み出すとき少し痛むことがあるという。

それは病院に伝えるべきだと言うと、退院が日延べになるとイヤだと反対する。

少しケンカした。

わたしから参考までに病院に伝える、ということで決着。息子しぶしぶ了承。

 

息子がいると、りんごを消費してくれるので助かる。

娘もわたしも、あまり好きではないのだ。

今日もお土産に持たせて病院に帰した。

 

来週の今日、こうやって、うちでダラダラしていられるといいねえ。

うん。そうだねえ。

ダラダラしている息子を踏まないように、洗濯物を部屋干しした。